「All You Need Is Kill」雑感

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

映画の上映まで30分程空いた時間を利用して駆け足気味に読了。


激戦の一日を繰り返す事になった新米兵士を主人公にしたタフなSF作品。
桜坂洋氏の著品を読むのはこれが初めてなんですが、なんというかシステマティックに世界を構成される方なんですねぇ。


物語りを紡ぐ為に構成される世界というものはデータによって成り立つ作品が多いものなのですが、桜坂氏の場合先ずルールがあり、それを自動的に展開させるシステムが世界を形作っているといいますか。無論、データ(世界情報)もあるのですけれども。
なんというかこのままゲームのプレゼンに使用出来そうですわね。

や、これは個人的に感じた事なので正しい見方かどうかは解りませんが。


兎も角、テキストも読みやすくキャラクターの描写も見事な良質な作品でした。


ただ、ヒロインのリタはもう少し前に出てきても良かったのではないかなぁ、そこは残念。でも、私的お気に入りキャラはフェレウ軍曹。PT!PT!