「じーちゃん・ぢぇっと!」

じーちゃん・ぢぇっと! (電撃文庫)

じーちゃん・ぢぇっと! (電撃文庫)

ハセガワケイスケ氏の作品は「しにがみのバラッド。」1巻を軽く読み流す程度にしか触れた事がなかっのですが意外と弾けたテンポのテキストも書かれる方だったんですねぇ。
や、「しにがみの〜」にもこういうハイテンションな部分があったのかもしれませんが、センチメンタリズム――という程ではないにしろ感傷的で大人しい文章を書かれる方というイメージを持っていたので少々驚きました。まあ、テキストというより登場するキャラクターの違いに因る所が大きいのでしょうけども。というかじーちゃん孫愛し過ぎです。


老若男女問わず登場するキャラクター全員“可愛らしい”部分を持っているというのはスゴイなぁ。
ふんわり綿毛の様なやわらかさと優しさに満ちた読感のよい作品でした。