■お猟奇特番「虐殺のラング・ド・シャ」
勢いだけで付けたアレなタイトルはさて置き、今日はKOUBEにお住まいのP.Nむぅさんからのご質問。

Q.お菓子作りで小麦粉をふるった場合とふるわなかった場合ってどう違うのでしょうかね〜??

A.大きな違いとしては、ふるわなかった場合、焼いたときの膨らみが悪くなります。


何故、お菓子作りで小麦粉*1をふるうかというと、粉の塊をなくし、空気を含ませる為です。
例えばジェノワーズ(Genoise)やケック・オ・ノワ(Cake auk Noix)などを家で焼いた時、レシピどおりの材料で作ったのにペタンとして膨らみが悪かったといった経験はないでしょうか?
その場合、一番の原因として生地に内包される空気の量が適切でなかった*2という事が上げられます。
特に粉*3に含まれた空気というものは時間と共に減少していくので、使うタイミングを考えてふるわなければなりません。


よく、お菓子作りは手早く手際よくといいますが、実にそのとうりで刻一刻と変化していく繊細な材料との戦いなのです。
ちなみに小麦粉(砂糖)は高い位置でふるいにかけると空気を多く含んでくれるので、ちょっとしたコツとして覚えておくと良いでしょう。


Q.果たして無塩バターなのか、それとも普通のバターなのかかなり迷いました。

A.お菓子作りでバターと表記されていたら基本的に無塩バターを指します。塩は必要に応じて加えていきます。


参考にされたレシピを拝見したところ、これだけお菓子作りに慣れた方がそういう基本を表記しないというのはちょっと考えられなかったので、TOPからレシピ集を確認してみたのですが、ちゃんと「よくある質問達」というコンテンツで明記されていましたよ。


お菓子作りで大切な事は、レシピをよく読み、工程を頭に入れ、材料を正確に計量し、作る上でのポイントに注意を払うことです。次に挑戦される時は、その事を頭と心に置かれてはいかがでしょうか。
そうすれば今よりもっと美味しい物を作る事が出来るでしょうから。



……あ、真面目に答えてしまった。


じゃ、深夜にまた更新しまーす(しました)

*1:場合によっては砂糖

*2:多すぎてもいけませんし、少なすぎてもいけません

*3:メレンゲなどもそう