ハヤカワ表紙列伝

>きっと文庫にパッケージングビジネスを導入したという意味で時代を先どるニューパワーだったのかもしれない。

 方法としては悪くないと思うのですが、内容と表紙の剥離が激しいというかハヤカワの装飾センスはちょっと複雑骨折を起すことがあるのが困りモノ。
 シーフォートは多分、道原かつみの銀英伝漫画からスペオぺ界に入ってきた「奇特な女性」をメインターゲットにレーベルの読者層を広げようとした結果あーなったのではないかとテキトーに推察。(実際、そういう女性読者も少なからずいたらしい)
 ま、私は表紙と内容の剥離がよほど極端でない限り、ある程度受け入れる事にしています。


 ……でも、「傀儡后」と「人形つかい」の新装版は未だに納得してないですよ?


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 しかし、改めて思うけど神林御大の新装版ってラノベよりつーか、キャッチーなイラストの表紙ばかりだよなあ。 「過負荷都市」とかロゴ変えればそのまま電撃文庫で出せそうだ。でも、エヴァやアニメ化を通じてサブカルチャー(適切な単語ではないと思うけど)の住人を神林作品に呼び込む事になった「戦闘妖精 雪風」の表紙は未だにそのままというのは、なにか皮肉を感じますわ。 


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チャレンジャーの死闘〈上〉―銀河の荒鷲シーフォート (ハヤカワ文庫SF)銀河英雄伝説 (11) (Chara comics)傀儡后 (ハヤカワJA)人形つかい (ハヤカワ文庫SF)