■今週のマガジン
・『スクールランブル
沢近VS八雲。演技という枠を越えた二人の真剣勝負。


でも正直、演技と本音がイマイチ判別つきづらい台詞の遣り取りですな。や、演技に隠された本音が読み取り辛いと言った方が正確ですか。この辺りはコメディ漫画で舞台劇を題材にしてしまったがゆえに生じた虚構性のズレ……って、なに真面目言ってますか私は。


ともあれ舞台の方はミッション・イン・ポッシブル高野というデウス・エクス・マキナ*1によって閉幕したものの沢近と八雲の間には少しばかりの禍根が残った様子。
舞台を降りてからの沢近の「アンタ…天満の妹で私たちと顔見知りだからって何やってもいいわけ?」という台詞は目付きの鋭さと相まって迫力満点です。ま、我を通すからにはそれ相応の覚悟も必要ですわね。


つか、舞台上で何と言って沢近を退かせたんだ八雲。



・『ネギま!
ネギまの読み抜きはうっかり全文消してしまったので書き直している最中です。もうしばらくお待ち下さいませ。(載せました)


そういう訳で予選会後編はバトルロイヤル形式の超高速展開。


まあ、この辺に描写を割いて長くしても読者がダレるだけなので妥当なところ。むしろ僅か18ページでテンポ良く各キャラクターの能力を説明し随所に伏線を張り巡らせる赤松健氏の手腕に感服するべきでしょう。
また、トーナメントの組み合わせも実に見事。というか、タカミチと明日菜がほんとに出場するとは思わなんだです。前回の口振りから割と半信半疑だったのですが。や、トーナメント表を見て納得。確かにこの二人のントリーは今後の展開を想像する上での程よい刺激になりますわ。
つか、一回戦からゴールデンカードを三つ用意し、尚且つ二回戦以降の組み合わせも興味を損なわせないように考えられているというのはスゲェです。


ネギ君にアドバイスをしていたフードコートの人物は一体何者でしょう。んー、とりあえずざっと考えられる可能性としては「ナギ」「時間跳躍で戻ってきたネギ(年齢詐称薬使用)」「時間跳躍で未来からきた大人ネギ」「新キャラ」の四つかな?
とりあえず実は3番目でチャオとは仮契約*2を結んでいる(懐中時計型時間跳躍機はそのアーティファクト)とかだったら今回の事に説明がつきそうな気がするのですが。まあ、この辺は今後の展開待ちですか。


分身対決は数だけでなく質の面でも楓に軍配。こういう風に何気なくキャラの個性を出すのが上手いなぁ。
ちづ姉もちゃんと応援にきてますな。何故かチャイナで。


ネギ君が古菲の弟子と知って沸き立つ観客に「私の弟子でもあるんだが…」とムッとするエヴァの姿がよし。あとソコでエヴァのフトモモに挟まれてるヤツ。ちょっと私と換われ。


タカミチがエヴァと元同級生だっとは驚き。確かに設定的(後付かな?)にはそーいうのもアリですわね。しかし、エヴァにタメ口をつく中学生というのもスゴイですな。それなりのドラマがありそうで興味深いですが流石に本編で語られる事はないでしようねぇ。残念。


古菲が弱気になる真名の戦闘能力というのが気になりますわね。とりあえず、ネギVSタカミチ、明日菜VS刹那のゴールデンカードはストーリー的にバトル内容の予想がつきますがこのカードはちと不明。一回戦では一番楽しみなカードかも。あとコタの対戦相手が女性っぽいのも気になるか。
なんとなく世界樹監視員メンバーの魔法使いからも参戦しているキャラがいそうだなぁ。





・『エア・ギア
イッキの真意が解らないのでストレスばかり溜まる展開。これはリンゴでなくとも叫びたくなりますわ。
次号、決着編だそうですがヒロイン泣かせてまで溜めた作品のフラストレーションを昇華しきれるのかちと心配です。


とりあえず、オニギリのストレンジっぷりが今回唯一の和みどころか。つか、真逆オニギリの存在に癒しを感じる日が来ようとは。
あと、何だかんだ言ってブッチャは留まってくれてた様で。よかったよかった。



■今週のサンデー
・『D-LIVE
斑鳩に全幅の信頼を置くハトさんがいいなぁ。
不遜な態度のパパラッチ崩れに制裁を加える百舌鳥さんも素敵。



・『ハヤテのごとく!
今回はサブタイ通り作者が「ムシキング」で小学生に完膚なきまでに叩きのめされた経験を元に描かれたそうで。確認がてらバックヤード覗いたら公言してましたわ。
許可を出すばかりでなく資料提供もしたセガは心が広いなぁ。
ところで、ムシキングはプレイしたことないのですけど、綿密に立てられた戦術戦略よりもプレイヤーの運が勝敗を握るゲームなのですか?(とりあえずこの漫画で偏ったイメージを持った人間が此処に一人)


兎も角、話としてはベターに面白かったかと。師匠とは違い畑健二郎氏のネタの使い方には厭味が無いのがスゴイなぁ。まあ、別にムシキングでなくとも成り立つ話ではあったと思いますが。


ともあれ、悔し涙を浮かべるナギが可愛かったという事でひとつ。
そーいえば、咲夜の鋼鉄ハリセンには何か元ネタがあるのでしょーか?



・『史上最強の弟子ケンイチ
無粋を承知で敢えて言おう。
「許せぬ。弟子を実験体に使うとは」って秋雨先生貴方がそれを言いますか。
まあ、逆に言えば普段ケンイチで実験している秋雨先生が言ったからこそ、相手の非道さが伝わってくる訳なんですが。

*1:物語外の存在で物語を収束させる演出技法の事。力ある魔導書によって召喚される機械仕掛けの神の事ではないのであしからず。

*2:接吻とは別方法で契約に血を使うとか