「このライトノベル作家がすごい!」
- 作者: 『このミステリーがすごい!』編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/03/29
- メディア: 単行本
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お気に入り作家が多数登場するのでミーハー根性丸出しで購入。
ま、ラノベを楽しく&上手に読む為のエッセンスは多く取り入れた方が良いかなと。
じゃ、お気楽貪欲に読み流していきましょー。
・表紙はこのラノ本のイメージキャラなんですかね。STAFFPASSに「のべ子」とか書かれてますし。……某電力会社のデンコさん(既婚)なみに安直なネーミングだなおい。
・灰村キヨタカ氏。仕事遍歴にあるPCゲームって18禁作品なんですが……。や、18禁メディアそのものに偏見はありませんが、この手の一般誌で大っぴらにタイトルを出している事に少し異物感を。ま、Nitro+信者の私が言うこっちゃありませんが。
・toi8氏のイラストにヱロスを感じてしまう品性下劣な当方には壮絶な仕置きが必要なのかもしれませぬ。まあ、次ページのガンつけ由宇でクールダウンしましたが。つか山本ヤマト氏って22歳だったのか。思ってたより若いー。
・ブラかと思ったらウエディングドレスだったのか。
・成田良悟氏。写真が不信人物過ぎます。『世界の中心、針山さん』第二話を読んだときは「こーいう暗黒系の話も書けるんだなー」と思いました。黒いモノを“嘘”という蓋で閉じ込めました、みたいな。
・豪屋大介氏。「デビル17」*1。オヤジ臭さもバイオレンスの持つユーモア性だと思いますが17歳の主人公にそれを漂をせるのは微妙にズレてるよーに思います。狙ってやってるのかどうかが判断し辛いのが困りモノ。
・おかゆまさき氏。巻を重ねるごとに「小説としての落ち着き(起承転結?)というものが身についてきてるぁ」とは思っていましたが担当編集さんの力添えでしたか。安定感が出てきたのは悪い事では無いと思いますが、1巻にあった“突き抜け感”が薄らいできたのは賛否分かれるところでしょうね。
・橋本紡氏。「この作品はSFでもなければファンタジーでもない。ライトノベルの中ではそういった要素がないのはダメなんだ。だから売れないんだ」。“まわりの人たち”による「毛布おばけと金曜日の階段」*2評だそうですが、橋本著作の中では一番好きな作品なだけにこの言葉は悔しいなぁ。まあ、一番悔しいのは作者自身でしょうけど。後継作「猫泥棒と木曜日のキッチン」でこの無念晴らして下さいませ。ええ、私ももちろん買いますよー。
・桜坂洋氏。自主的に販促活動をする辺り、ある程度社会経験を摘んだ人間の行動性を感じます。まあ、そうせざるをえないデビュー状況だったというのもあるのでしょうけど“実行動に移せる”というのはまた別問題ですし。積ん読になってる「よくわかる現代魔法」シリーズ*3も早いとこ着手します。この人のタイトルセンスは独特だなぁ。「さいたまチェーンソー少女」とか「女教師変化」とか「ミツアミメガネ番長」とか言葉にしたときの響きがスゲェ。
・桜庭一樹さん。すみません電車の中で三戦立ちしている先生の姿が脳内に浮かんでしまいました。あー、「火山高」*4ですか確かに“いい人”か“おもしろい人”か“ヘンな人”しか登場しませんでしたね。つか、桜庭さんの描かれる男性キャラに対して三つ目の要素も示唆しておきますです。はい。刊行予定作「ぼくのクドリャフカへ。」ってタイトルからして救われなさそうな感じなのですけど。青春暗黒小説かっ!?青春暗黒小説なのかっ!?ひゃっほう!(喜んでるようです)
・うえお久光氏。九州出身九州在住ということで好感度UP。「キャプテン・フューチャー」と「ハイスクール奇面組」の名前を出した事で更にUP。コウとイハナのキスシーンは反則だよなぁ。「悪魔のミカタ」シリーズ*5は4巻で止まっていましたゴメンナサイ。続きも読んでおきます。でも、内容うろ覚えになってるんだよなぁ。
・ヤマグチノボル氏。「ゼロの使い魔」シリーズ*6買ってくる!理由>ゼロ戦vs竜。うわー、そんなステキシーンがある小説だったとは。ハリヤーvs竜、F15vs竜というのは見た(読んだ)事ありますがレシプロ戦闘機で竜(ドラゴン)と戦う話は初めて聞きました。PCゲーム版「カナリア」で氏を知った人間としては小説家としての姿がしっかり定着した事になんというか感慨深いものを感じますねぇ。
……っと、長くなってきたので続きは明日にでも。
*1: みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
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