■今週のジャンプ
・『武装錬金
昨日頂いたコメントで、ある程度の覚悟は出来ていましたが、やはり「次号クライマックス」という一文は堪えました。「最後通牒・こぼれ話」さんでもピックアップされてますね。


「俺たち、もう終わっちゃったのかなあ」


「馬鹿野郎、まだ始まってもいねえよ」    ――映画「キッズ・リターン」より


そう、まだ始まってもいない漫画だった筈なのに作品の持つポテンシャル全てを出し切る前に打ち切りが決定されるとは残念でなりません。赤マルで補完連載させるとはいっても本誌連載を終らせていい漫画ではなかったでしょうに。僅かなりとも支援になればとアンケートを出し感想を書き続けてきた一ファンとして非常に悔しく思います。……ええい!クソッ!確かに決して器用とはいえない漫画でしたが、己の信念に背を向ける事無く愚直に描き続けてきた事の何がいけないというのですか!


と、まあ、湿っぽいコメントに終始するのは性質(タチ)に合わないので、気を取り直し今週の感想をば。


先週の引きから続きシーンはヴィクトリアを正面に捉えた構図から。のっけから見せるヴィクトリアの絶対領域に大喜びですヨ!
あと「ごついマント+制服+オーバーニーソ+意外とちっさい身体」と何気に萌え要素満載なのも見逃せない。ええい!ちょっと強気な性格といい、このまま連載が続けば錬金戦士を嫌いながらも父ヴィクターに似た容姿と絶望に屈せぬ強い精神を持つカズキに惹かれいってしまうという立派なツンデレヒロインになっていたモノを!そしてカズキを巡って斗貴子さん(バルスカはブレード部分をコンパクトにする事が可能)と壮絶な修羅バトルを繰り広げていたであろうに!SYU・RA・BAロマンを解せぬジャンプ編集部めっ!牛乳拭いた雑巾噛んじまえ!(小学生ですか貴方は)


――兎も角、アレクサンドリアにヴィクター化した者を人間に戻す事が可能という“白い核金”を託されたカズキたちですが、それは同時にカズキに己だけでなくヴィクターという存在をも背負わせる過酷な結果となりました。他者を犠牲にするくらいなら人間にもどれなくていいと言ったカズキ。しかし彼のことですから血を流し苦しみ悩みながらも全ての存在にとって最良の道を選び出してくれる事でしょう。
願わくば今回斗貴子さんが流した嬉し涙を悲しみの涙にすることだけはせぬよう。


ああ、ダメだストーリー追うと湿っぽくなってしまう。
とりあえず今週はJOJOネタ炸裂させたゴウタがアツかったという事と毒島さんの素顔が見たいですヨという事で。