「アルティメット・ファクター2 決別のフォトン・クロス」

前巻のメインアクションが「走る撃つ斬る」だとしたら、今巻は「殴る蹴る斬る」といったところ。「走る」は兎も角、何故「撃つ」が無いかというと、バトルフィールドが街地下にあるエネルギー施設で銃火器の使用が出来ないため。ゆえにバトルも接近戦メイン。こういう状況下なら<術>の使い手であるハーンの独壇場になりそうなものですが、そこに幾つかの“制限”を加える事でパワーバランスを保っていたのは上手いかと。アクションをするにしても必然性というのは大切ですわね。つーか、この作者さんの描くバトルアクションはハッタリとリアルのバランスがエンターテイメントとして丁度良い感じ。でも、ジャイアンリサイタルだけはちょっとはりきりすぎだと思いました。


「カマァン、イッツ・ショウタァイム!ヒャラウィゴー!イャッハー!」


ガンスモークジャンキーめ。(楽しいモノを見る目で)