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■今週のマガジン
・『ネギま!』
基本的に礼儀正しい優等生なネギくんが、“タカミチ”と名前を呼び捨てにしている事に連載当初から疑問を持っていたのですが、過去に出会ったときにタカミチが“友達”として接してくれるよう要望したからなのですか。んー、ナギの仲間だったというわけではなかったのですね。ネギくんの部屋に飾られている「サウザンドマスターの戦友達」のスチールと台詞が被さるシーンは良いなぁ。
そんな訳で、年齢や境遇は違えど、同じようにナギ(達)に憧れ目標とする二人の戦いという意味合いも持ち合わせてきた第6試合ですが、試合が開始するまでに見られる人間模様がなんとも心強く温かい。控え室で「縮地」の稽古をつける古菲、タカミチ戦のアドバイスを与えるコタロー、負けたらデートと言いながらも優しく励ます(おニューの服が可愛い)エヴァ、それに続く楓や刹那の応援、そして最後にタカミチとネギどちらを応援するか迷いながらも親指を立て「がんばって」と声をかけるアスナ、様々な出来事を通じて築き上げられてきた人としての繋がりというものが感じられるこの流れは見事。
そして遂に始まる第6試合。緊張に囚われるも脳裏をよぎる言葉に心身を解放させ、全力でタカミチにぶつかっていくネギくんの疾風怒濤の攻めがアツいのですよ。見開きで魅せる瞬動成功から綺麗に組み立てられた技の連携は見応え十分。第1巻1時間目での「わずかな勇気が本当の魔法」という言葉が、この場面で活きてくるとは。ああ、泣きそうになるくらい素晴らしい展開だなこんちくしょう!
タカミチって指導員だったのですか。つか「死の眼鏡(デスメガネ)・高畑」って。因縁ありそな豪徳寺の反応が面白い。あ、タカミチも杖代わりの(?)指輪を着用してますわ。
他の見所としては、ネギ君の拳法着姿(フードに半分隠れてますけど)に朝倉の肩に掛かる小夜の手、茶々丸と豪徳寺の解説をダンボ耳にして聞く千雨、落ち込むお姉様、そろそろ戻らないとマズイけど粘る夏美、といったところでしょうか。
・『ヴィンランド・サガ』
自分達の住む村が蹂躙されかけていた事も知らず、戦に湧き上がる村人と昏く沈むトールズの姿が印象的。次週から2週連続で休載だそうですが――ええ、覚悟は出来ておりましたともっ。
・『スクールランブル』
基本的に真面目にバスケの試合やってるんで、細かいネタはわりとどーでもいいやという感じになったり。つか、これがバスケ編のオチなんですか?んー、どうもしっくりこない展開ですね。
・『エア・ギア』
衝角にハイヒールなA・T、髑髏型の煙管と相変らずアクセサリーが細かい。で、「タケちゃん」ってどなた?
・『もう、しませんから。』
今週は幸村誠先生登場。原稿書きながらのインタビューというのがなんとも先生らしい。
「ニクらしいほど強くて頭もキレるオッサン」キャラのルーツって実の父親なのですか、ってケンカすると肩関節外しにきたりマンガの構図の欠点指摘してくるお父さんスゲェ!
あと、若さはあふれてないよーに思います。
■今週のサンデー
・『ハヤテのごとく!』
この漫画でこういう少年漫画の王道的熱い展開を読む事になるとは思わなんだです。ハヤテかっこいいよハヤテ。でも、「こんなこともあろうかと」と言って取り出したアイテムが特機隊(ケルベロス)*1のMG42というのはちょっとマニアック過ぎです。……今後もその路線でお願いします。
しかし、某ゲームの如く、地下で散々暴れ回った挙句最後は大崩壊を起すというコメディオチに持ってくるかと思いましたが、バックステージで書かれているよう“ノーマルエンド”という感じの結末でしたわね。ちぇ。
伊澄さんのオチは、まあ、こんなものかなと思いますが、ヒーロー物系アニメというのは結構暗示的。
・『史上最強の弟子ケンイチ』
ん、実に解り易い説明台詞&展開。美羽さんつよーい。
■今週のチャンピオン
・『バキ』
アライJr.はマゾですか?
・『舞-HiME』
主人公らしく後先考えず突っ走る楯が熱い。でも、竹刀一本で立ち向かうのは無謀すぎると思いますですヨ。せめて中に鉄パイプくらい仕込まなきゃ!
*1: 犬狼伝説―Kerberos panzer cop (完結篇) (Kadokawa comics A―藤原カムイコレクション)