デトロイト・メタル・シティ 1

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

評価　 :B
満足度:B

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　全部既読の話じゃねえか！　ファック！
　つーか、毎回欠かさず読んでいた自分に驚いたわ。
　特に読むという意識もなく、載ってると自然に目を通してたからなぁ。
　これもクラウザーさんのカリスマ故ですか。

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　まっとうにデスメタルをコミック化しているのにも関わらず、作品の全編から漂うどうしようもないボンクラ感がえらく楽しいのですよ。
　まあ、真面目に捉えたら、理想と現実、日常と非日常とのギャップに翻弄される主人公の悲哀をコメディという手法で描き上げたバンド系漫画という骨子が出てくるんだけど、その辺の事は割りとどーでよし。
　

　非道徳的な単語や行動を言葉芸や滑稽芸の域にまで昇華させたそのセンスに痺れるがいいのだわさ。

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　あと、どーでもいーことですが、この作品で登場する“映画の紙袋すらオシャレアイテムとして扱われた”映画『アメリ』が実はキワモノ映画と間違われて供給会社に買い付けられたというのは映画好きにはわりと有名な話。ま、監督がジャン=ピエール・ジュネだったしね。
　

　つか、作者は絶対その辺の事情も知ってて漫画に出してると思う。

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