心に固く誓った日

 そろそろ <おっさん> と呼ばれても問題のない年齢に突入してきた成人男性を <女性> と間違えて呼び止めたりする <若人> がいたりするのも、いわゆる <ゆとり教育> の弊害なのかしら?  


 「あ、すいません。 女の人かと思ったので……」

 
 って、 あのですね。 私が成人してからも高校生に間違われるどころか映画館で冗談半分に 「中学生一枚」 と言って何の疑いも無くチケット取れそうになって慌てた経験もある童顔なのは認めますし、背の高さだって成人男性の平均身長よりギャルゲーヒロインの平均身長数値の方が近いという事だって悔しいですけど認めましょう。
 体格も中学卒業するとき部活(柔道)のコーチに 「真っ先に辞めると思ってた」 などと教育者的にそれはどうなのよ的カミングアウトされたくらい恵まれていないのも事実です。 それでもですね。 最近では工房つうか業者の人にバイト学生と間違われる事もなくなり、髪を切りに行った時なども 「今日はお仕事お休みですか?」 と普通に社会人トークを振られたりするくらいには老けこんできていたのですよ。 そんな、そ・ん・な成人男性を捉まえて女性と間違えるとは何事ですかっ。


 ……なぞと、そのまま小一時間ほど説教コース(※場合によっては暴力言語オプション有り)へとなだれ込みたくなりましたが、大人の余裕で笑ってすませてあげました。 ええ、あげましたですともっ。


 でも、次に間違えるようなヤツがいたら(いないと思いますけど)容赦なくチョキで眼潰してやります。 眼潰してやります。 


 あちょーー!!