DOOM

評価  :C+
満足度:B
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原作となったゲームをよく理解しそして愛している製作スタッフの手によって作られた幸運なB級SFアクションホラー映画。
本編が劇場で初めて予告編をみた時と同じカタルシスを味合わせる展開なのに大笑い。


前半はよくあるB級SFホラー的に未知なる生物に為す術もなく翻弄され殺されていく主人公たちが後半から一転、オラオラァ!化け物どもオレを殺せるものなら殺してみやがれぇェェッッ!!的はっちゃけぶりでフリークスどもの手足臓物血飛沫飛び散らかせまくる益荒男に大変身! 良くも悪くもストロング・イズ・ビューティフルでアメリカンな展開ですが、もともと頭使って観賞する映画ではないので無問題。や、痛快壮快甘楽甘楽。
てか一目見て「ドゥームだ!」と思わせるカメラワークと演出はスゲェですわ。ちゃんとゲーム的構成がなされてますし。そこでチェーンソーをチョイスかよ!みたいに。 スタッフ出来ておる喃……。


あと、意外と言っては何ですがストーリーラインに沿った小道具というか伏線の張り方が結構シッカリしてたのにはちょっとびっくり。例えば、千切れた腕とか千切った耳とか、腕にナイフで切りつけた十字架とか。つーか、液晶モニタのパソコンばかりの世界に何故かCRTモニタが置いてあったのはそーいう伏線だったのか! 畜生楽しいことやってくれるじゃねぇか!  スタッフ本気でバカだな!(誉めてます)
あ、でも未来のしかも最先端の科学研究所なのにVHSのビデオテープが置いてあった理由は謎のままでしたな。


ま、脳みそ緩くして観る分には十分楽しめる作品だったかと。何気にゾンビ映画の流れも汲んでましたし。