『かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート』観賞

評価  :B
満足度:B++
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 全世界の映画がアクション監督/指導にドニー・イェンを起用すればいいと思う。


 難しいこと一切無しのジャンプマンガ文脈全開なアクション映画。
 バトルシーンでは人がカベにめり込んだり拳からオーラを発したりとハリウッドのなんちゃってカンフーぽいエフェクトがガンガン使われているのですが、そこはドニー師父のこと主役陣をみっちり錬上げているおかげで骨太のカンフーアクションを堪能できる仕様になっております。 まさか21世紀の映画でダブルヌンチャクを観れるとはっ。
 ただ、コミックテイスト溢れる創りのせいか同監督作品の『SPL 狼よ静かに死ね』と比べると、ちと全体的に重さと荒々しさが足りないのが残念だったかな。 
 

あと、仙 人の伝授した技が役に立ってねぇというのも不満が残ったかと。 <ゴールデンマスク>はまだしも<ドラゴンドリル>なんてラス ボ スにあっさり反されて「そんな技は子 供の遊びだ」とか言われちゃうんだもんなぁ。
 んー、メインキャラそれぞれに見合った敵(ライバル)キャラでも登場してくれれば良かったのでしょうが。

 
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◇関連
SPL 狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]
 ドニー・イェンVSサモ・ハン・キンポー ラストの二人の対決は正座して観るべし。
 ドニー師父とウー・ジンが繰り広げる特殊警棒VSドスな戦いも凄いのですよ。
 よし! ちょっと再観賞してくる!