『さざんかさっちゃん』『いいんちょ。 1』

林正之 『さざんかさっちゃん』 評価:C+ /満足度:C
 「笑われるモノ」を「笑わせるモノ」へ、というスガタのイキオイ。 (これが「バカぢから」というものなのかしら?)
 「つまらぬこと」には悪意を向けるより茶化して笑い飛ばすくらいの気持でいた方が、世の中は過ごし易いよね、とか考えたり考えなかったりしつつ読んでました。 ネタの生煮えな調理法に不満も感じないではないのだけど(もっと「意地悪な視点」で描いて欲しかった!)、まあ、それも持ち味のひとつでせう、たぶん。
 この作品を通じてボク的には、これからも全裸紳士たちに「You are so puritan!」などと罵られない人物になれるよう(社会の片隅で)こっそり頑張っていきたい、と改めて思ったのでありました。 おわり。  


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秋風白雲 『いいんちょ。 1』 評価:C /満足度:C+
 いいんちょ属性モノ、と見せかけてスタンド化したピア・ゲネット/マーク・ダカスコス/スティーヴン・セガールを通じて語られる(深夜枠の)アクション映画礼讃コミック(ぐるぐる目)。
 P.25でさりげなくジンガ(※カポエイラの基本動作)をかましている辺り芸が細かい。 バナナウェ〜。 つうか、とあるメイド漫画のサブキャラクターに出会って以来、「でこメガネで足技を駆使する委員長が主役の漫画が何処かにないものかしら?」 とか妄想していたのですが本当に存在するとはおもわなんだです。 ステキなTOKIMEKIをありがとう!  でも、「黒スト越し」こそ正道だと声をMAXにして言いたいのですよコンチクショウー!


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さざんかさっちゃんいいんちょ。(1) [Gum comics]