書店数軒巡り歩いて
書店数軒巡り歩いてようやっと一迅社文庫&GameCity文庫のお目当て新刊一通り確保。
地方だと、どちらのレーベルも入荷数が少ないから出遅れると大変なのですよ。 つか、アニメイトですら平積み無しとは思わなんだです。
んー、一迅社文庫作品の平均アベレージは高めだと思うんだけど、やっぱイマイチ地味なのがなー。 まあ、まだまだこれからって事でせうか。
同じ新興レーベルのガガガ文庫も『とある飛行士〜』のスマッシュヒットでようやく売り場面積を広げてもらえたようですしねっ。(出版業界の営業事情は知りません知ったこっちゃありません)
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◇それはさて置き
半年近く続いた月刊杉井光も今月の 『さくらファミリア! 2』 で一旦打ち止めの様で。(12月には 『さよならピアノソナタ 4』 が刊行予定のようですが)
折角だから 「このまま栗本薫ばりに刊行し続ければよかったのに」 と一読者的に無責任な事を思わなくもないのですが、あまり執筆業に専念しすぎるとかまってもらえない半同棲もとい半同居人の狼作家がヘソを曲げて引きこもりの子と化してしまうのでしかたないのでしょうねというかむしろ11月のオフタイムはイチャイチャラブコメ強化月間ですか狼少女に 「お腹すいたーご飯つくってー」 とかシッポをパタパタせがまれたり 「部屋までおぶってけー」 とか足をバシバシ叩かれたりと世界で一番のお姫様テイストで(傍からみれば)スイートな時間を過ごしまくるという事なのでしょうか。 呪われろ。 (主に株価的かたちで)
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◇そういえば
『ばけらの!』 は、メタネタてんこ盛りなトキワ荘ラブコメ小説としては実に楽しい作品でした。
が、書かれている内容 「スーダラ的に紡がれるお騒がせな仲間たちとボクと彼女の日常」 以上の面白さが得られるようなモノでもなかったですわね。
同じようなライトノベル作家の内輪ネタてんこ盛り小説では 川上稔『遭えば編するヤツら』 というワンナイトスタンドの勢いに乗せて信念/信仰のカタパルト射出をやってのけてみせた傑作(むしろ怪作? まあ、どっちでもいいや)が既に存在している分、厳しい目になるのはいか仕方なく。
「私が読みたかったのは 『げんしけん』 ではなく 『大同人物語』 なんだよ!」 なんつて。