エクスペリエンス『Generation XTH -Code Hazard-』

 『めニクル』 を再読して以来、急激にWizardryがプレイしたい熱が高まってきてしまったのでその勢いに任せて 『Generation XTH -Code Hazard』 なぞを手に入れてみんとす。
 や、熱心なWizファンの間でも評価の高い和製「学園Wiz」こと 『WizardryXTH』シリーズ を製作した「チームムラマサ」の独立記念処女作ということでチェックはしていたものの発売当初は販売店舗が極端に少なく手に入れるタイミングを逃していたのですが、何時のまにやらAmazonでも購入できるようになってたんですな。 善哉善哉。

 
 んで、早速プレイしてミッションを2つほどクリア。 初戦闘でいきなり死人が出て敗走する破目になったときにはどうしたものかと頭を抱えたものですが、どうやら偶々「今は戦っちゃダメ」レベルの敵に遭遇しただけらしく、その後は無難に戦闘をこなしていけました。 あのカマキリどもはいつか必ず殺す。
 つかそれよりも、今作では近未来の日本を舞台にした学園異能モノというWizシリーズでも異色の舞台仕立てなので必然的に専門用語のオンパレードといいますか、探索の拠点となる施設やクラス(職業)、技能の名称が軒並み変わってしまっているので少々戸惑うやらニヤつくやら。 旧作で言うところの「ギルガメッシュの酒場」に相当する施設が「CPO司令部」なんて場所に変わってますし、「職業」という項目の変わりに「ブラッドコード」という異能設定が設けられていたりしますし。 てか、「種族」が「性格」という振り分け方に変更されていたのにはガッカリでしたよ! 近未来という時代設定だからてっきりマトリックス空間にダイブするデッカーエルフとか加速装置つけたドワーフ傭兵なんかが裏社会で鎬を削っている 『シャドウラン』 的サイバーでパンクな世界観を期待していたのに!
 ああ、でも「職業(ブラッドコード)」の名称センス――例えば「トモエ(戦術士)」*1だとか「ヨシュア(学術士)」*2だとか「カムイ(暗術士)」*3だとか――には 『トーキョーN◎VA』 と同じ匂いを感じて素晴らしいかもですわ。 それなんてニューロエイジ? 的な。 (探索前の情報収集シークエンスなぞは 『聖華学園退魔生徒会』 を思い起こさせますのう) 
 まあ、特異なぶん慣れてくれば脳内ロールプレイもしやすかろうという感じではあるのですけれど。  


 ちなみにパーティー構成は


 ・ウシワカ(戦術士)*4:御門 周平
 ・トモエ(戦術士):愛生 愛香
 ・ウシワカ(戦術士):飛 烏龍
 ・ヨシュア(学術士):トーニャ・アントーノヴナ・二キーチナ
 ・エンジェル(聖術士):九浄 リア
 ・アマテラス(魔術師):草壁 健一郎
 
 ……というオーソドックスなエントリー。 案外悩んだのはキャラクター名でして「学園異能モノ」といえば色々思いつきそうな気もしますが、いざ命名するとなると使えるようなモノがなかなか出てこないもので。 素直に 『境界線上のホライゾン』 や 『ネギま!』 あたりから引いてくれば全職軽く埋まる(ゆえっちも戦乙女にクラスチェンジしましたし)のでしょうけど、それだとちと面白みに欠けるかなと散々悩んだ末の結果がこれだよ!(自棄切れ) 引き出し少ないよなー、私。 (元ネタが全部解った方とは一晩語り明かせそうです) 

 しかし 『漆黒のシャルノス』 発売直前だと言うのにとんでもない作品に手を出しちゃったものですよ。 面白いからいいのですけど。(いいのか) 


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GENERATION XTH -CODE HAZARD-

GENERATION XTH -CODE HAZARD-

*1:いわゆる「戦士」ね。

*2:この作品における盗賊役(?)。「情報/コードを読み取る」という異能スキル持ち。デッカーのイメージに近いか?

*3:「忍者」だと思いねえ。

*4:職業(ブラッドコード)自体にも設定的に性別が用意されています。だから条件さえクリアすれば男キャラでも女性型のブラッドコードが使えるという仕様。