SF作家・伊藤計劃さん死去

 なまくらさん経由で知ったのですが、『SFが読みたい!2008年版』で2007年ベストSF国内篇第一位にも輝いた『虐殺器官』でデビューし、年刊日本SF傑作選『虚構機関』ではトリを勤めあげた*1新鋭SF作家の伊藤計劃さんが死去されたそうです。


 実は私の場合最初、作家としてではなく映画の感想を書かれるサイトの人*2としてネットサーフィン中に辿り着いた/知った方で、はてな日記の初日を読んだ時からいつかこんな日が来る事のではないか……、と覚悟はしていたのですけども、やはり惜しい。 
 日記を通して語られる「ゲームが好きだ! 映画が好きだ! 管理社会が好きだ! サイバーパンクが好きだ! SFに関係する全てのモノが好きなんだ!」という強烈なラブコールにいつもクラクラさせられたものでした。
 ネタエントリーの『私立ウィザードリィ学園』とか大好きだったなぁ。


 SF界の新星のあまりに儚すぎた煌きを惜しみつつ、今日は未読だった『ハーモニー』に取り掛かることにします。
 

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虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTSハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

*1:ベテラン揃いの執筆陣の中で!

*2:まだデビューしていなかった。