ラーメンズ第5回公演『home』

 VHS版発売元の会社が倒産したため長らく入手困難になっていた第5回公演『home』の再販&初DVD化。 や、ほんとに長い間またされました。
 一応、DVD化にあたりも画質・音質共にブラッシュアップされているそうですが、『Rahmens 0001 select』に収録されているバージョンとさほど差異は感じられない気がします。 つまり、白い衣装が引き起こすハレーションや音響バランスの悪さは相変わらずで、観客の笑い声が耳に障る箇所もチラホラと。
 ま、 元データに比べたら随分クオリティアップしてるのでしょうけど、なにせVHS版ときたら前回観たのが7、8年は昔の話ですから正直コントは覚えていても画質なんて覚えてねーって話ですよ!


 んで、内容の面白さはとっくの昔に保障されているので今更どーだこーだと私なんぞが語るまでもないのですが、やはり改めて鑑賞してみると初期特有の粗っぽさと力強さに、最近の経験に裏打ちされたスマートな公演とは違う魅力を感じますわね。 洗練されてない分、ネタなのかアドリブなのか今となっては判別が難しい場面もありますし。 ラーメンズではアドリブ的台詞回しが実は計算づくというのも珍しくないですからのう。

  
 どーでもいーことですがコント「映画マニアの部屋」は映画好きの人間同士が絡むとよくある日常的風景です。
 子供の頃、友達連中と少ない小遣い出し合ってレンタルビデオを(※当然親のカードで)借りてきては駄菓子片手に上映会を催し、『悪魔のいけにえ』を観ては紙袋を被ったレザーフェイス軍団と化し、『キャノンボール』シリーズを観ては校区外の神社をゴールにご町内を爆走するチャリンコ集団と化すなどのボンクラ遊びに熱中していた私が保証します。 しかし、「ビデオに上撮り」とかそろそろ通じない世代も出てきてるような……。


 月末には第16公演『TXIT』、5月に第6回公演『FLAT』、6月に第7回公演『news』と連続でDVD&BRリリースされるそうなのでファンには嬉しい時間が続きますわね。 去年のモンティ・パイソンDVD発売ラッシュに続いての大歓喜


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ラーメンズ第5回公演『home』 [DVD]