黒咲練導『放課後プレイ』

　ゲーム好きとラブコメ好きとヱロシチュ好きの方々の間で需要が高いフェチズムあふれる一冊。
　私としては読みながら「この二人の馴れ初め/このような交際関係に到った切っ掛けとは、どのようなモノであったのか？」という事ばかりを考えておりましたが。
　
　通う学校は別なうえ、彼女は部活(※部長は巨乳)持ちで彼氏は帰宅部ニート、家は近いらしいけど幼馴染というほどの親しい付き合いのあった形跡は無し、共通点の趣味であるゲームにしてもお互いの嗜好やプレイスタイルの違いというものを知らなかったりしますし。　ただ、唯一格闘ゲームだけは相手の思考パターンを理解しあってるのが引っかかりますけど。
　んー、『ブレイクエイジ』みたく「付き合いたかったら私に勝ってみなさい！」的な事をゲーセンで言ってた彼女を彼氏が(プレイスタイルを研究しつくした上で)負かせたりしたのかしら？　いや、むしろ対戦台で偶然かち合ってムキになって勝負を挑んでくる彼女を泣きが入るまで負かせた(※当然この後彼氏は大慌て)というのがこの作品っぽいですか。

　ま、つらつらとやくたいもなく思考を巡らせてはみましたけど、ハッキリと私から言えることはたまには彼女をちゃんとしたデートに連れて行ってあげてくださいという事なのですよ。 や、ほんとに。
　なんなら私が映画のペアチケットを都合付けてあげますし、学生の懐具合にもやさしいリーズナブルで雰囲気の良いレストランや、男の人でも気軽に入れるスイーツの美味しいお店なんかも何件か教えてあげますよ？ (フィクションに本気で心配してどうする)　

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　ブレイクエイジはそろそろ愛像版が出てもいい作品だと思うのだけど予定はないのかしらん？