『ターミネーター4』

 私的に訴求度の低い映画だったのですが、SONY配給ということもあってかトロステで熱心にプッシュされていたので、その熱意に押されて日曜日に先行上映のレイトを滑り込みで観てきました。
 荒廃した未来を舞台にしたSFアクション映画としてはナカナカ楽しめるデキではありましたが、正直、『ターミネーター』という作品の面白さは、ショットガンぶち込まれ様が車で轢かれ様がプログラミングされたとおり冷徹に主人公たちを追い詰めていくキリングマシーン「ターミネーター」の圧倒的な存在感を観客に味合わせる事にこそ真髄がある、と考えている私にしてみればなんとも微妙な気分にさせられる映画だったかと。 これまでのシリーズの世界観を(大雑把ながらも)作中に纏め上げているところは評価できるのですが、こう、どうにも全体的に軽薄なんですよねえ雰囲気が。 「とりあえずメカ出しときゃいいや」みたいな。 まあ、ある意味マックG監督らしくはあるのですけど。 あ、でも実際登場するマシーン軍団にはワクワクさせられましたわ。 モトターミネーターとか予想外なところから発進して素で驚いたり。 それとあの方が登場したときにはちょっと吹いたなー。


 ともあれ、空飛ぶバスタブことA-10が戦場をビュンビュン飛び回り、マシーン軍団がガンガン人間たちを追いかけ回す映像にトキメク方は観てもいいんじゃないかなぁと思いマスです。 あと、主人公はジョン・コナーではなくマーカス・ライトなのでお間違いなく。 (クリスチャン・べール存在感薄すぎー)